「あなたのいる場所・15」〜快楽の場所へ〜
2003年11月26日(σ・∀・)σ105ゲッツ! ★ステキHITSサンクス!★
オトコはカメラを担いだまま屋上の手すりの端まで一直線に歩いてゆく。
こちらには、目もくれず。
ほっとして、ふと思い立った。
卒業写真の撮影だ。
屋上からの、集合写真。
男はしばらくうろうろした後手早く三脚を組み立てると、手すり越しにファインダを下に向け、地上に向かって大声でもっと左へ、などと指示を出している。
アサヒの方を見ると、にやりと笑い返された。
そしてそっと唇を寄せてくる。
一度沈降したはずの私の心臓は、口づけと共に少しずつヒートアップしてゆき、熱を奪われたアサヒの指が再び熱い私の中に入ってくるのと同時に最高潮のビートを叩き出す。
ほんの数十メートルと離れていない距離にはカメラを手にする何も知らないヒト。
眼下に広がる校庭には、今年卒業する同級生達。
息を押し殺し、静かなあえぎを息ににじませながら、もう一度、高まりゆく自分を私は感じ続けていた。
どうしてこの指は、こんなにもピンポイントに快楽の場所へ行き着くのか。
そんな疑問も一瞬で霧散する。
入り口のそばを攻め立てていた指が時たま奥をかき乱すその度に、はじけそうになる声を抑えている自分ですら、昂ぶりの理由のひとつでしかない。
「はあ・・・ん・・」
抑えきれずに小さくあげてしまった声をアサヒに唇で塞がれる。
声の代わりに腰が動きだし、あふれ出す液体が音を立て始めた。
連続するシャッタ音。
それと重なるようにスパークする瞬間、私はアサヒにしがみついていた。
確かに伝わってくる体温を、感じていた。
心の中で、その名前を叫びながら。
★HPで日記書いてます。
http://members.at.infoseek.co.jp/raita_/index-2.html★
オトコはカメラを担いだまま屋上の手すりの端まで一直線に歩いてゆく。
こちらには、目もくれず。
ほっとして、ふと思い立った。
卒業写真の撮影だ。
屋上からの、集合写真。
男はしばらくうろうろした後手早く三脚を組み立てると、手すり越しにファインダを下に向け、地上に向かって大声でもっと左へ、などと指示を出している。
アサヒの方を見ると、にやりと笑い返された。
そしてそっと唇を寄せてくる。
一度沈降したはずの私の心臓は、口づけと共に少しずつヒートアップしてゆき、熱を奪われたアサヒの指が再び熱い私の中に入ってくるのと同時に最高潮のビートを叩き出す。
ほんの数十メートルと離れていない距離にはカメラを手にする何も知らないヒト。
眼下に広がる校庭には、今年卒業する同級生達。
息を押し殺し、静かなあえぎを息ににじませながら、もう一度、高まりゆく自分を私は感じ続けていた。
どうしてこの指は、こんなにもピンポイントに快楽の場所へ行き着くのか。
そんな疑問も一瞬で霧散する。
入り口のそばを攻め立てていた指が時たま奥をかき乱すその度に、はじけそうになる声を抑えている自分ですら、昂ぶりの理由のひとつでしかない。
「はあ・・・ん・・」
抑えきれずに小さくあげてしまった声をアサヒに唇で塞がれる。
声の代わりに腰が動きだし、あふれ出す液体が音を立て始めた。
連続するシャッタ音。
それと重なるようにスパークする瞬間、私はアサヒにしがみついていた。
確かに伝わってくる体温を、感じていた。
心の中で、その名前を叫びながら。
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