「お姉ちゃんと僕・4」〜自分自身を弄ぶ夜を〜
2004年5月11日微かに、何かの音楽が聞こえてくる。
多分さくらが勉強しながらCDでもかけているんだろう。
胸をなでおろすと急速に喉に渇きを覚え、そっとドアを開け、部屋の外に出た。
間髪入れずにさくらの部屋のドアも開き、どきりとさせられた。
「あれ、シンちゃんどこ行くのー?トイレ?」
「いや、コーヒーでも飲もうかと思ってさ」
努めて感情を込めないようにして僕はさくらに言った。
さっきまで想像していた、僕の性器を欲しがるさくらの顔とこのさくらがオーバーラップしてしまう。
イったばかりなのに現物のその声は想像の何十倍も強く、僕の耳をくすぐってまた鎌首をもたげさせる。
僕はさくらから目をそらし、階段を降り始めた。
「あ、ならシンちゃん、さくらの分も淹れてくれない?明日テストなのに眠くてしょうがないんだ」
「ああ」
そっけなく返事をしてから僕はゆっくり階段を降りていった。
どうにも、歩きにくくて仕方がない。
両親はもう眠ってしまったらしく、一階は静まり返っている。
トイレでもう一発ヌいてからコーヒーを淹れるか迷ったけれど、さくらにヘンに思われるような気がして諦めることにする。
お湯を沸かしている間キッチンのテーブルに頬杖をついて、僕は暗闇の中光るガスの青白い炎を眺めていた。
さくらは男を見て、こんな風に疼くことがあるんだろうか?
ベッドに仰向けになって自分のカラダを弄ぶ夜を知っているんだろうか?
まるで想像できない。
さくらが自分の乳首をつまんだり撫でたり、生暖かいソコに指を入れて喘いでいる煽情的な姿を思い描いてみるけれど、いまいち精彩に欠ける気がした。
下らない想像を頭を振って追いやり、インスタントコーヒーを二つのカップに落とした。
さくらは甘いコーヒーしか飲めない。
缶コーヒー並みの甘ったるさを再現してやらないと泣きそうな顔になる。
それが見たい気もしたけれど。
多分さくらが勉強しながらCDでもかけているんだろう。
胸をなでおろすと急速に喉に渇きを覚え、そっとドアを開け、部屋の外に出た。
間髪入れずにさくらの部屋のドアも開き、どきりとさせられた。
「あれ、シンちゃんどこ行くのー?トイレ?」
「いや、コーヒーでも飲もうかと思ってさ」
努めて感情を込めないようにして僕はさくらに言った。
さっきまで想像していた、僕の性器を欲しがるさくらの顔とこのさくらがオーバーラップしてしまう。
イったばかりなのに現物のその声は想像の何十倍も強く、僕の耳をくすぐってまた鎌首をもたげさせる。
僕はさくらから目をそらし、階段を降り始めた。
「あ、ならシンちゃん、さくらの分も淹れてくれない?明日テストなのに眠くてしょうがないんだ」
「ああ」
そっけなく返事をしてから僕はゆっくり階段を降りていった。
どうにも、歩きにくくて仕方がない。
両親はもう眠ってしまったらしく、一階は静まり返っている。
トイレでもう一発ヌいてからコーヒーを淹れるか迷ったけれど、さくらにヘンに思われるような気がして諦めることにする。
お湯を沸かしている間キッチンのテーブルに頬杖をついて、僕は暗闇の中光るガスの青白い炎を眺めていた。
さくらは男を見て、こんな風に疼くことがあるんだろうか?
ベッドに仰向けになって自分のカラダを弄ぶ夜を知っているんだろうか?
まるで想像できない。
さくらが自分の乳首をつまんだり撫でたり、生暖かいソコに指を入れて喘いでいる煽情的な姿を思い描いてみるけれど、いまいち精彩に欠ける気がした。
下らない想像を頭を振って追いやり、インスタントコーヒーを二つのカップに落とした。
さくらは甘いコーヒーしか飲めない。
缶コーヒー並みの甘ったるさを再現してやらないと泣きそうな顔になる。
それが見たい気もしたけれど。
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